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ディロワー19歳「ここ難民キャンプで医者になりたい」

ディロワー19歳「ここ難民キャンプで医者になりたい」

ディロワーです。わざわざ私の話を聞いてくださり、ありがとうございます。 私は 2002 年 1 月 5 日、ミャンマーのアラカン州ラザール ヴィル村で生まれました。 2016 年、当時、私はロヒンギャの私立学校に通っていた中学生でした。楽しかった青春の時代が終わっていったこの時期のことはよく覚えています。2016年は、ミャンマーでのロヒンギャへの弾圧がとりわけ強くなり始めていた時期でした。そして同年、突如、私たちのロヒンギャ民族に対して、夜間外出禁止令が軍事政府によって執行されました。次の日には学校にまで軍人がやってきて、「教室から出ろ!」そう私たちにけしかけました。私たちは、教室から出たあと、太陽が照りつける下で1時間以上立たされ、最後には、軍人たちが生徒たちの目の前でロヒンギャの教師を平手打ちし、ひどく殴り始めたのです。「お前らはイスラム教徒で、教育を受ける権利はない!お前らがやってること全てが犯罪行為だ!」狂ったように罵る軍人の顔は、いまだに忘れられません。 私は、ロヒンギャ民族の大虐殺があった後、2017年9月5日にバングラデシュに逃げてきました。あまり報道はされませんが、難民キャンプ内でも、無実のロヒンギャの殺害や、発砲事件、難民の誘拐、人身売買などが日々起こっています。早く故郷に帰りたい。 将来は、もしミャンマーへ帰ることができないのなら、私はここ難民キャンプで医者になりたいです。ここで暮らす仲間たちが幸せに暮らせるように、医者になりたいのです。そのためにも勉強していくことが何よりも大切で、これからも一生懸命続けていきます。支援して下さった方々に、心から感謝いたします。